真物しんぶつ)” の例文
旧字:眞物
かの橋柱はのち御領主ごりやうしゆ御蔵ごぞうとなりしとぞ。椎谷しひや同国どうこくなれども幾里をへだてたれば其真物しんぶつ不見みず、今に遺憾ゐかんとす。しばらく伝写でんしやを以てこゝにのせつ。
いかにもよく似てはいるが、どちらも近頃出来の写しで、真物しんぶつじゃありません。本物が三百両するものなら、まがい物や写しは、よく出来ていても三匁や五匁で買えます
余が友の画人千春ちはる子が真物しんぶつかたはらにおきて縮図しゆくづなし、蛾眉山下※がびさんかのはしといふ五字は相場氏みづから心をふかめてうつされしとぞ。
かの橋柱はのち御領主ごりやうしゆ御蔵ごぞうとなりしとぞ。椎谷しひや同国どうこくなれども幾里をへだてたれば其真物しんぶつ不見みず、今に遺憾ゐかんとす。しばらく伝写でんしやを以てこゝにのせつ。
余が友の画人千春ちはる子が真物しんぶつかたはらにおきて縮図しゆくづなし、蛾眉山下※がびさんかのはしといふ五字は相場氏みづから心をふかめてうつされしとぞ。