“賃仕事”の読み方と例文
読み方割合
ちんしごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盡し神佛かみほとけへも祈りしかど其しるしかつてなく後には半身はんしん叶はず腰も立ねば三度のしよくさへ人手をかりるほどなれどもお菊は少しも怠らず晝は終日ひねもす賃仕事ちんしごと或ひはすゝ洗濯せんたく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
不二屋のおかみさんも遠縁とはいえ、立ち入って面倒を見てくれるほどの親身しんみの仲でもないと言った。母は賃仕事ちんしごとなどをしていたが、それも病身で近頃はやめていると言った。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「では、どうぞあなたがここへ引移ってくださいませ。こんなむさい所でお気の毒ですが、たとい賃仕事ちんしごとをしてなりとも、わたしはわたしで世過よすぎをして、あなたに御迷惑は懸けませぬ」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)