“一仕事”の読み方と例文
読み方割合
ひとしごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして一仕事ひとしごとしてきてから、かえって本ものの朝飯あさめしを食べるのであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
つぎ大野おおのまちきゃくおくってきた海蔵かいぞうさんが、むら茶店ちゃみせにはいっていきました。そこは、むら人力曳じんりきひきたちが一仕事ひとしごとしてると、つぎのおきゃくちながら、やすんでいる場所ばしょになっていたのでした。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
二人ふたりはなしを始めてゐるうちに、車屋くるまやが荷物をおろし始めた。下女も這入つて来た。台所の方を下女と車屋くるまやたのんで、与次郎と三四郎は書物を西洋間へ入れる。書物が沢山ある。ならべるのは一仕事ひとしごとだ。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)