“人力曳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんりきひ50.0%
じんりきひき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは無理むりなことでありました。そこで人力曳じんりきひきの海蔵かいぞうさんも、まんじゅうがさをぬいで、利助りすけさんのためにあやまってやりました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
大人おとな大人おとなしかりとばされるというのは、なさけないことだろうと、人力曳じんりきひきの海蔵かいぞうさんは、利助りすけさんの気持きもちをくんでやりました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
たとえば、村の雑貨屋は、巳之助の作った瓢箪型ひょうたんがたの草鞋を卸値の一銭五りんで買いとって、人力曳じんりきひきたちに小売値の二銭五厘で売っていたのである。
おじいさんのランプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
そのころ岩滑新田には、いつも二、三人の人力曳じんりきひきがいた。
おじいさんのランプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)