“人仕事”の読み方と例文
読み方割合
ひとしごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人仕事(ひとしごと)に忙(いそがわ)しい家の、晩飯の支度は遅く、丁(ちょう)ど御膳(ごぜん)。取附(とっつき)の障子を開(あ)けると、洋燈(ランプ)の灯(あかし)も朦朧(もうろう)とするばかり、食物(たべもの)の湯気が立つ。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
呑(のみ)ながら今も云通り兄も近來(ちかごろ)にては丸龜中先一番の旅籠屋だとの評判(ひやうばん)さ其所(そこ)で人間の運と云者は知れぬ者元はと云へば些細(ささい)な居酒屋にて亭主(ていしゆ)が死んだ後(のち)は後家一人ゆゑ漸々(やう/\)浣(すゝき)洗濯(せんたく)人仕事(ひとしごと)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
九月(ぐわつ)の末(すゑ)よりなれば此月(このつき)は何(ど)うでも約束(やくそく)の期限(きげん)なれど、此中(このなか)にて何(なん)となるべきぞ、額(ひたい)を合(あは)せて談合(だんがう)の妻(つま)は人仕事(ひとしごと)に指先(ゆびさき)より血(ち)を出(いだ)して日(ひ)に拾錢(じつせん)の稼(かせ)ぎも成(な)らず、三之(の)助(すけ)に聞(き)かするとも甲斐(かひ)なし
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)