“仕事衣”の読み方と例文
読み方割合
しごとぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ鬼怒川きぬがは高瀬船たかせぶね船頭せんどう衣物きものかとおもやうくも/\ぎだらけな、それも自分じぶんつくろつて清潔きれいあらざらした仕事衣しごとぎ裾長すそなが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
嘉吉と丸田の二人もやがて工場から戻つて来た。嘉吉は木戸口を入る時、直ぐそれと感づいて、いつになく、仕事衣しごとぎを先づ着替へて、それから座敷へ行つて一通りの挨拶を客にした。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
土間には、こま/\した農具やどろのついた彼の仕事衣しごとぎやが一方の壁に立かけたりぶら下げたりしてあつた。一つの隅に囲炉裏ゐろりが設けられ、それを取まいて三四脚の粗末な椅子いすが置かれてあつた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)