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仕事衣
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しごとぎ
ふりがな文庫
“
仕事衣
(
しごとぎ
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
鬼怒川
(
きぬがは
)
の
高瀬船
(
たかせぶね
)
の
船頭
(
せんどう
)
の
衣物
(
きもの
)
かと
思
(
おも
)
ふ
樣
(
やう
)
な
能
(
よ
)
くも/\
繼
(
つ
)
ぎだらけな、それも
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
で
膳
(
つくろ
)
つて
清潔
(
きれい
)
に
洗
(
あら
)
ひ
曝
(
ざら
)
した
仕事衣
(
しごとぎ
)
を
裾長
(
すそなが
)
に
着
(
き
)
て
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
嘉吉と丸田の二人も
軈
(
やが
)
て工場から戻つて来た。嘉吉は木戸口を入る時、直ぐそれと感づいて、いつになく、
仕事衣
(
しごとぎ
)
を先づ着替へて、それから座敷へ行つて一通りの挨拶を客にした。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
土間には、こま/\した農具や
泥
(
どろ
)
のついた彼の
仕事衣
(
しごとぎ
)
やが一方の壁に立かけたりぶら下げたりしてあつた。一つの隅に
囲炉裏
(
ゐろり
)
が設けられ、それを取まいて三四脚の粗末な
椅子
(
いす
)
が置かれてあつた。
新らしき祖先
(新字旧仮名)
/
相馬泰三
(著)
穿
(
うが
)
ちたる
最
(
いと
)
立派なる服を
被
(
き
)
かざり胸には「レジョン、ドノル」の勲章を
燦
(
きら
)
めかせて
外
(
ほか
)
より帰ると見たるに
其
(
その
)
僅
(
わず
)
か数日後に彼れは最下等の職人が
纏
(
まと
)
う
如
(
ごと
)
き
穢
(
きたな
)
らしき
仕事衣
(
しごとぎ
)
に破れたる帽子を
戴
(
いたゞ
)
きて家を
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
勘次
(
かんじ
)
もおつぎも
薄
(
うす
)
い
仕事衣
(
しごとぎ
)
にしん/\と
凍
(
こほ
)
る
霜
(
しも
)
の
冷
(
つめ
)
たさと、ぢり/\と
焦
(
こが
)
すやうな
火
(
ひ
)
の
熱
(
あつ
)
さとを
同時
(
どうじ
)
に
感
(
かん
)
じた。
與吉
(
よきち
)
は
火傷
(
やけど
)
へ
夜
(
よ
)
の
冷
(
つめ
)
たさが
沁
(
し
)
みた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
一応宿へ帰つて
仕事衣
(
しごとぎ
)
を着替へて、それから出頭した。受附の上等兵は彼の姓名を聞き取ると、待つ間もあらせず今一人の上等兵が早速彼を廊下の果ての留置場の方へ
曳
(
ひ
)
つぱつて行つた。
煤煙の匂ひ
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
二三
人
(
にん
)
小
(
ちひ
)
さな
療治
(
れうぢ
)
が
濟
(
す
)
んで十二三の
男
(
をとこ
)
の
子
(
こ
)
が
仕事衣
(
しごとぎ
)
の
儘
(
まゝ
)
な二十四五の
百姓
(
ひやくしやう
)
に
負
(
お
)
はれて
醫者
(
いしや
)
の
前
(
まへ
)
に
据
(
す
)
ゑられた。
醫者
(
いしや
)
は
縁側
(
えんがは
)
の
明
(
あか
)
るみへ
座蒲團
(
ざぶとん
)
を
敷
(
し
)
いて
出
(
で
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“仕事”で始まる語句
仕事
仕事場
仕事着
仕事師
仕事服
仕事鞄
仕事中
仕事口
仕事唄
仕事屋