“賃金”の読み方と例文
読み方割合
ちんぎん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとこは、そこで賃金ちんぎんを、いつもよりはよけいにもらいました。こころのうちでほくほくよろこびながら、うしにもみずをやり、自分じぶんやすんでから、かえりにいたのでした。
ある男と牛の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると書記はいくらか金を御者ぎょしゃにやって、わたしたちに馬車から下りろと言った。御者はわたされた賃金ちんぎんを見て、ぶつぶつ言っていたが、やがてくるりと方向をえて馬車を走らせて行った。
賃金ちんぎんが、やすいからだろうが、あんなことをさせるのは、むじひだ。」
(新字新仮名) / 小川未明(著)