“給料”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きふれう57.1%
きゅうりょう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ奉公ほうこうして給料きふれう自分じぶんつひやしてころでは餘所目よそめにはうたがはれる年頃としごろの卅ぢかくまで獨身どくしん生活せいくわつ繼續けいぞくした。そのあひだかれ黴毒ばいどくんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「だがね、うれしいどころか、反対はんたいすごくなりやしないから? 一とうだと二千円——ぼくの二年分の給料きふれう以上のお金がいきなり懷にびこんでくる……」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
まんは、ひとりものだから、給料きゅうりょうだけで、りぬはずはないのだがな。」と、一人ひとり思案顔しあんがおをしていうと
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼんの十六日なので鉱山こうざんも休んで給料きゅうりょうはたけ仕事しごと一段落いちだんらくついて今日こそ一日そこらの木やとうもろこしをく風も家のなかのけむりす青い光のぼうもみんな二人のものだった。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)