“俸給”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうきゅう91.7%
ほうきふ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが彼の顔を見ると、「俸給ほうきゅうですね」と一言ひとこと云った。彼も「そうです」と一言答えた。が、主計官は用が多いのか、容易よういに月給を渡さなかった。
保吉の手帳から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
俸給ほうきゅうを多くとり、賃銀をたくさんとるような、いわゆる甲斐性かいしょうのある、偉い人を作るのが目的ではないのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
〔評〕某士南洲にめんして仕官しくわんもとむ。南洲曰ふ、汝俸給ほうきふ幾許いくばくを求むるやと。某曰ふ、三十圓ばかりと。