“仕官”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかん40.0%
しくわん40.0%
みやづかえ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸田様に御奉公をしている兄にも頼んで、方々へ渡りがつけてあるから、近いうちには何とか仕官しかんみちも着こうかと思っている。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
退身たいしん流浪るらうの身と成りしが二君に仕へるは武士さむらひ廉恥はぢいる所成れ共座してくらへば山もむなし何れへか仕官しくわんつかんと思ひしに不幸にも永のわづらひに夫も成らず困苦こんくに困苦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それにしても私や常陸様など縁も由縁ゆかりもない人達が、花村様からろくいただき、一緒に仕官みやづかえ致そうなどとは、何んという不思議でございましょう。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)