“廉恥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんち92.9%
はぢいる7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さような感情からではありませぬ。去年、海道諸所の合戦では、二度まで這奴しゃつは寝返りをやっておる。およそ廉恥れんちを知らぬ男でしょうが」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いやしくも徳義を解し廉恥れんちを知る人に対して為すべきに非ず。いはんや文字結なる者は到底佳句を得るに能はざるをや。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
退身たいしん流浪るらうの身と成りしが二君に仕へるは武士さむらひ廉恥はぢいる所成れ共座してくらへば山もむなし何れへか仕官しくわんつかんと思ひしに不幸にも永のわづらひに夫も成らず困苦こんくに困苦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)