“れんち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廉恥56.5%
蓮池30.4%
廉耻8.7%
廉知4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやしくも徳義を解し廉恥れんちを知る人に対して為すべきに非ず。いはんや文字結なる者は到底佳句を得るに能はざるをや。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
蓮池れんちを行き過ぎて、左へのぼる所は、夜はじめての宗助に取って、少し足元がなめらかに行かなかった。土の中に根を食っている石に、一二度下駄げたの台を引っ掛けた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
怜悧れいりに見えても未惚女おぼこの事なら、ありともけらとも糞中ふんちゅううじとも云いようのない人非人、利のめにならば人糞をさえめかねぬ廉耻れんち知らず
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
廉知れんち 以てかわおびと為し
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)