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廉耻
ふりがな文庫
“廉耻”の読み方と例文
読み方
割合
れんち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れんち
(逆引き)
重吉は人の
噂
(
うわさ
)
、世間の出来事、日常見聞する事にその例を取って、努めて良心を
麻痺
(
まひ
)
させ
廉耻
(
れんち
)
の心を押えるような方法を考えた。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
怜悧
(
れいり
)
に見えても
未惚女
(
おぼこ
)
の事なら、
蟻
(
あり
)
とも
螻
(
けら
)
とも
糞中
(
ふんちゅう
)
の
蛆
(
うじ
)
とも云いようのない人非人、利の
為
(
た
)
めにならば人糞をさえ
甞
(
な
)
めかねぬ
廉耻
(
れんち
)
知らず
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
重吉はこのまま種子の世話になっていようと思えば、まず何より先に男の持っている
廉耻
(
れんち
)
の心を根こそぎ取り
棄
(
す
)
ててしまわなければならない。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
廉耻(れんち)の例文をもっと
(2作品)
見る
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
耻
部首:⽿
10画
“廉”で始まる語句
廉
廉子
廉恥
廉々
廉物
廉直
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永井荷風