“廉直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんちょく62.5%
れんちよく37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右参り候ものは廉直れんちょくのものにこれなく、反逆いたす見込みのものゆえ、その人物も推し量られ申し候。幸いに当時は右様のものこれなく候。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
アンドレイ、エヒミチは知識ちしき廉直れんちょくとをすこぶこのみかつあいしていたのであるが、さてかれ自分じぶん周囲まわりにはそう生活せいかつもうけることは到底とうてい出来できぬのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
廉直れんちよくの・(五三)邪枉じやわうしんれられざるをかなしみ、(五四)往者得失わうしやとくしつへんる、ゆゑ(五五)孤憤こふん・五内外儲ないぐわいちよ説林せつりん説難ぜいなん、十餘萬言よまんげんつくる。
さうしてかれむかし生活せいくわつ健全けんぜんで、愉快ゆくわいで、興味きようみつたこと、其頃そのころ上流社會じやうりうしやくわいには知識ちしきつたとか、また其社會そのしやくわいでは廉直れんちよく友誼いうぎ非常ひじやうおもんじてゐたとか、證文しようもんなしでぜにしたとか
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)