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蠧
ふりがな文庫
“蠧”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むし
37.5%
と
25.0%
きくいむし
12.5%
しみ
12.5%
むしば
12.5%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むし
(逆引き)
貴樣
(
きさま
)
等は書物の
蠧
(
むし
)
に成つてはならぬぞ。
春日
(
かすが
)
は至つて
直
(
ちよく
)
な人で、從つて平生も
嚴
(
げん
)
な人である。貴樣等修業に
丁度
(
ちやうど
)
宜しい。
遺教
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
蠧(むし)の例文をもっと
(3作品)
見る
と
(逆引き)
廉直
(
れんちよく
)
の・
(五三)
邪枉
(
じやわう
)
の
臣
(
しん
)
に
容
(
い
)
れられざるを
悲
(
かなし
)
み、
(五四)
往者得失
(
わうしやとくしつ
)
の
變
(
へん
)
を
觀
(
み
)
る、
故
(
ゆゑ
)
に
(五五)
孤憤
(
こふん
)
・五
蠧
(
と
)
・
内外儲
(
ないぐわいちよ
)
・
説林
(
せつりん
)
・
説難
(
ぜいなん
)
、十
餘萬言
(
よまんげん
)
を
作
(
つく
)
る。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
蠧(と)の例文をもっと
(2作品)
見る
きくいむし
(逆引き)
ただ思うさま吹きつくした南風が北にかわる
境
(
さかい
)
めに崖を駈けおりて水を汲んでくるほどのあいだそれまでの
騒
(
さわが
)
しさにひきかえて
落葉松
(
からまつ
)
のしんを噛む
蠧
(
きくいむし
)
の音もきこえるばかり
静
(
しずか
)
な無風の状態がつづく。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
蠧(きくいむし)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
しみ
(逆引き)
本棚の
蠧
(
しみ
)
を防ぐ
樟脳
(
しょうのう
)
の目にしむ如き
匂
(
にお
)
いは久しくこの座敷に来なかったわたしの怠慢を
詰責
(
きっせき
)
するもののように思われた。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
蠧(しみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むしば
(逆引き)
ひかりを鎧うた浄い暁のなか、
蠧
(
むしば
)
まれた
祈祷
(
いのり
)
の囁きがたちのぼる。一と夜、悪の扉に
靠
(
もた
)
れてゐたかれらが、聖らかな眼ざめにかへるのだ。——一斉に咒詞を呟きながら。
希臘十字
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
蠧(むしば)の例文をもっと
(1作品)
見る
蠧
漢検1級
部首:⾍
22画
“蠧”を含む語句
蠧魚
蠧毒
五蠧
蚜蠧
蠧冊
蠧害
蠧書
蠧紙堆裏
蠧蝕
蠧賊
“蠧”のふりがなが多い著者
高祖保
西郷隆盛
司馬遷
中勘助
永井荷風
幸田露伴