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蠧毒
ふりがな文庫
“蠧毒”の読み方と例文
読み方
割合
とどく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とどく
(逆引き)
日本でも
昔時
(
むかし
)
真言宗において
立川
(
たてかわ
)
流というものが起って、
陰陽道
(
おんみょうどう
)
と秘密の法とを合してこれに似たような説を唱えて、大いに社会を
蠧毒
(
とどく
)
したことがあったです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
顧れば十余年前の事である。満洲事変が起ってから、世には頻々として暗殺が行われ初めた頃である。一種の英雄主義が平和に飽きた人心を
蠧毒
(
とどく
)
し初めた頃である。
墓畔の梅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それからそれらの教えについてその後ラマ達が自分の思い思いに造り出した説、かえって仏教を
蠧毒
(
とどく
)
するところの教えを、仏教の名でもって沢山に世にあらわして居る。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
蠧毒(とどく)の例文をもっと
(2作品)
見る
蠧
漢検1級
部首:⾍
22画
毒
常用漢字
小5
部首:⽏
8画
“蠧”で始まる語句
蠧
蠧魚
蠧蝕
蠧冊
蠧害
蠧書
蠧賊
蠧紙堆裏
“蠧毒”のふりがなが多い著者
河口慧海
永井荷風