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蠧
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むし
ふりがな文庫
“
蠧
(
むし
)” の例文
貴樣
(
きさま
)
等は書物の
蠧
(
むし
)
に成つてはならぬぞ。
春日
(
かすが
)
は至つて
直
(
ちよく
)
な人で、從つて平生も
嚴
(
げん
)
な人である。貴樣等修業に
丁度
(
ちやうど
)
宜しい。
遺教
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
病余孤独の身は家を修むる力なく蔵書は唯
蠧
(
むし
)
の喰うにまかすより外はなかったからである。
写況雑記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
で、聞いて居る話も、
蠧
(
むし
)
が物を
蝕
(
く
)
つたやうに、ところ/″\ウロ拔けがしたものになるのであるから、首尾貫通前後相應したものとなつて、明瞭に我が心頭に受取り終る事が出來ぬのである。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
書物の
蠧
(
むし
)
と
活學問
(
くわつがくもん
)
遺教
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
蠧
漢検1級
部首:⾍
22画
“蠧”を含む語句
蠧魚
蠧毒
五蠧
蚜蠧
蠧冊
蠧害
蠧書
蠧紙堆裏
蠧蝕
蠧賊