“れんちよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
廉直100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廉直れんちよくの・(五三)邪枉じやわうしんれられざるをかなしみ、(五四)往者得失わうしやとくしつへんる、ゆゑ(五五)孤憤こふん・五内外儲ないぐわいちよ説林せつりん説難ぜいなん、十餘萬言よまんげんつくる。
さうしてかれむかし生活せいくわつ健全けんぜんで、愉快ゆくわいで、興味きようみつたこと、其頃そのころ上流社會じやうりうしやくわいには知識ちしきつたとか、また其社會そのしやくわいでは廉直れんちよく友誼いうぎ非常ひじやうおもんじてゐたとか、證文しようもんなしでぜにしたとか
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
止めしにや息のえたるにおどろきつゝ種々しゆ/″\介抱かいはうなしけれ共蘇生よみがへ容子ようすなく暫時ざんじつめたくなり候まゝ當御奉行所へ御訴へ申上候儀に御座候と申立ければ慈仁じじん無類むるゐの大岡殿ゆゑたちまち久八の廉直れんちよくなるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
廉直れんちよくなる方針はうしん地方ちはう新聞紙しんぶんし芝居しばゐ學校がくかう公會演説こうくわいえんぜつ教育けういくある人間にんげん團結だんけつ是等これらみな必要ひつえうからざるものである。また社會しやくわいみづかさとつておどろくやうになければならぬとかなどとのことで。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
アンドレイ、エヒミチは知識ちしき廉直れんちよくとをすこぶこのあいしてゐたのであるが、さてかれ自分じぶん周圍まはりには然云さうい生活せいくわつまうけること到底たうてい出來できぬのであつた。れは氣力きりよくと、權力けんりよくける自信じしんとがりぬので。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)