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無類
云えば
直に殺されるか、刺違えて
死兼ぬ忠義
無類の
極頑固な
老爺でございますから、これを
亡いものにせんけりアなりません。
なぜかといえば、その
人選はとにかく、
争うべき
焦点にはこちらになんの
相談もなく、こういう
無類な
部門分けをして、
勝手な
註文をつけてきたのである。
令史の
家に
駿馬あり。
無類の
逸物なり。
恆に
愛矜して
芻秣を
倍し、
頻に
豆を
食ましむれども、
日に
日に
痩疲れて
骨立甚だし。
擧家これを
怪みぬ。
斷りければ當家に
幼年の頃より奉公して番頭と迄
出世をなし忠義
無類世間にて伊勢屋の
白鼠と云ひ
囃し誰知らぬ者も無き評判の久八は日頃より主人の
吝嗇なるを