“骨立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こつりつ45.5%
ほねだ45.5%
ほねたゝ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目のきれの長い、まつげの濃い、しもぶくれの優しい顔が、かりそめに伝うる幽霊のように、脱落骨立こつりつなどしているのでない。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのとき、母親ははおやのやせた姿すがたが、西日にしびけて、屋根やね灰色はいいろながかげをひきました。のつやもなく、脾腹ひばらのあたりは骨立ほねだっていました。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
塵を積むべき車のながえには、骨立ほねたゝしたる老馬の繋がれつゝ、側なる一團の芻秣まぐさを噛めるあり。