“こつりつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
骨立62.5%
兀立37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中に足尾方面の山だけが、その鑛毒にされて焦枯やけがれた林木の見るも情ない骨立こつりつした姿を見せてゐる。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
さて先王の運命は何人なんびとも知る者がなかった。その死骸がポント・フラクト城より移されてセントポール寺に着した時、二万の群集は彼のしかばねめぐってその骨立こつりつせる面影おもかげに驚かされた。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
甲州は今雪の王国に御座候、四囲の山々、皆雪白、地蔵鳳凰の兀立こつりつ、殊に興趣あり、また雪ある山々の、相互の陰翳、頗る面白く候、東の方の山々の中、夕日の加減にて、或山のみ常は凡々たるが
雪の白峰 (新字新仮名) / 小島烏水(著)