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脾腹
ふりがな文庫
“脾腹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひばら
97.8%
ひはら
2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひばら
(逆引き)
捨身の庖丁に
強
(
したた
)
か胸を刺されて、一人がだあっと
襖
(
ふすま
)
もろ共倒れる。その脇から、残った一人が短刀を抜きざま正吉の
脾腹
(
ひばら
)
へひと突き
お美津簪
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
さっと立ち上がると、懐中奥深く忍ばしていたドスを抜き払って、名人の
脾腹
(
ひばら
)
目がけながら突き刺しました。と見えたのは一瞬です。
右門捕物帖:34 首つり五人男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
脾腹(ひばら)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ひはら
(逆引き)
冬子も恩人の危険を見ては
居
(
い
)
られぬ、這いながら
一人
(
いちにん
)
の足に絡み付くと、𤢖は鉄のような爪先で強く
蹴放
(
けはな
)
したので、
彼女
(
かれ
)
は
脾腹
(
ひはら
)
を
傷
(
いた
)
めたのであろう、一旦は気を失って倒れた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
段々中二階の方へ
行
(
ゆ
)
くから、孝助はいよ/\源次郎に違いなしとやり
過
(
すご
)
し、戸の
隙間
(
すきま
)
から脇腹を狙って、物をも云わず、力に任せて
繰出
(
くりだ
)
す槍先は
過
(
あやま
)
たず、プツリッと
脾腹
(
ひはら
)
へ掛けて突き
徹
(
とお
)
す。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
脾腹(ひはら)の例文をもっと
(2作品)
見る
“脾腹”の意味
《名詞》
脇腹。横腹。
(出典:Wiktionary)
脾
漢検1級
部首:⾁
12画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“脾”で始まる語句
脾弱
脾肉
脾
脾臓
脾疳
脾下
脾弛
脾睨
脾胃
脾骨
“脾腹”のふりがなが多い著者
橘外男
吉川英治
佐々木味津三
林不忘
三上於菟吉
徳冨蘆花
山本周五郎
作者不詳
三遊亭円朝
国枝史郎