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『お美津簪』
ふりがな文庫
『
お美津簪
(
おみつかんざし
)
』
「音をさせちゃ駄目、そおっと来るのよ」 「——大丈夫です」 「そら!駄目じゃないの」 正吉の重みで梯子段が軋むと、お美津は悪戯らしく上眼で睨んだ。——十六の乙女の眸子は、そのとき妖しい光を帯びていた。 土蔵の二階は暗かった、番札を貼った長持 …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「キング増刊号」大日本雄辯會講談社、1937(昭和12)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約27分(500文字/分)
朗読目安時間
約44分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
穢
(
けがら
)
恋人
(
これ
)
強
(
したた
)
七時
(
むつ
)
古
(
ふ
)
唆
(
け
)
婢
(
はしため
)
恟
(
ぎょっ
)
献
(
さ
)
私
(
ひそ
)
空
(
くう
)
虚
(
うつ
)
可笑
(
おかし
)
庖丁
(
ぼうちょう
)
態
(
ざま
)
提灯
(
ぢょうちん
)
確
(
しっか
)
脛
(
ずね
)
身状
(
みなり
)
退引
(
のっぴ
)
七時
(
むつはん
)
剥
(
む
)
十時
(
よつ
)
呼子
(
よぶこ
)
噛
(
かじ
)
圧
(
おさ
)
憫
(
あわれ
)
捉
(
つか
)
捲
(
まく
)
掠
(
さら
)
放火
(
ひつけ
)
朱
(
あか
)
痙攣
(
ひきつ
)
盗賊
(
とうぞく
)
眩
(
くら
)
籠
(
こ
)
縛
(
いまし
)
落魄
(
おちぶ
)
覓
(
みつ
)
飯
(
まんま
)
一刻
(
いっとき
)
不漁
(
しけ
)
些
(
いささ
)
仰反
(
のけぞ
)
仰有
(
おっしゃ
)
伜
(
せがれ
)
伴
(
つ
)
俯伏
(
うつぶ
)
傷手
(
いたで
)
冴
(
さ
)
凄味
(
すごみ
)
凌
(
しの
)
凩
(
こがらし
)
凪
(
な
)
凭
(
もた
)
刹那
(
せつな
)
劈
(
つんざ
)
労咳
(
ろうがい
)
博奕
(
ばくち
)
厭
(
いや
)
呟
(
つぶや
)
呻
(
うめ
)
咄嗟
(
とっさ
)
咳
(
せき
)
咽
(
むせ
)
唆
(
そそ
)
唐櫃
(
からびつ
)
啜
(
すす
)
喉元
(
のどもと
)
喘
(
あえ
)
嗚咽
(
おえつ
)
嘗
(
な
)
四辺
(
あたり
)
塀
(
へい
)
塵
(
ちり
)
売女
(
ばいた
)
奢
(
おご
)
妖
(
あや
)
威
(
おど
)
宥
(
なだ
)
容易
(
たやす
)
小鍋
(
こなべ
)
帛
(
きぬ
)
店者
(
たなもの
)
強請
(
ゆすり
)
彼女
(
あれ
)
悪戯
(
いたずら
)
愕
(
おどろ
)
愛撫
(
あいぶ
)
慄然
(
りつぜん
)
戦
(
おのの
)
手燭
(
てしょく
)
手頸
(
てくび
)
抉
(
えぐ
)
押借
(
おしがり
)
拵
(
こしら
)
挾
(
はさ
)
捻曲
(
ねじま
)
掴
(
つか
)
改
(
あらた
)