“放火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つけび58.8%
ひつけ27.5%
はうくわ7.8%
ほうか3.9%
ほうき2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中やすみの風が変って、火先が井戸端からめはじめた、てっきり放火つけびの正体だ。見逃してやったが最後、直ぐに番町は黒焦くろこげさね。
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
先生と姐ごとをやっつけようというので人数を入れて放火ひつけをして、どさくさまぎれにお二人さんを、討って取ろうともくろんだので。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しか無論むろんかれ自身じしんなんつみもなきこと、また將來しやうらいおいても殺人さつじん窃盜せつたう放火はうくわなどの犯罪はんざいだんじてぬとはつてゐるが、またひとりつく/″\とうもおもふたのであつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかし無論むろんかれ自身じしんなんつみもなきこと、また将来しょうらいにおいても殺人さつじん窃盗せっとう放火ほうかなどの犯罪はんざいだんじてせぬとはっているが、またひとりつくづくとこうもおもうたのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「それじゃあ、きみは、放火ほうきしてきたというのかい?」