“ほうか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邦家11.4%
奉化11.4%
放下11.4%
放歌11.4%
砲火11.4%
砲架8.6%
蜂窩8.6%
烽火5.7%
放火5.7%
匏瓜2.9%
抛下2.9%
放課2.9%
法科2.9%
蜂窠2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば仁義じんぎのために死するとか、国家の責任を双肩そうけんになって立つとか、邦家ほうかのためには一身をかえりみず、知遇ちぐうのためにはいのちおとすとか
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
奉化ほうかの者で、お父さんは州判しゅうはんをしてたと云ったよ、湖西こせい婢女じょちゅうと二人で暮してると云うのだ、そうかなあ」
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
一身の浮き沈みを放下ほうかして、そのようなまなこであらためて世の様を眺めわたしますと、何かこう暗い塗籠ぬりごめから表へ出た時のようにまなこえとして
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
階下したの座敷の放歌ほうか乱舞らんぶは、夜ふけの静けさとともに高まって、まるで、藤屋を買いきったような騒ぎである。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
うちだす砲声も銃声も、いよいよさかんになり、そのはげしい砲火ほうかのため、耳もきこえなくなりそうだ。
大空魔艦 (新字新仮名) / 海野十三(著)
砲型は三種あり、その第一が風火砲ふうかほう、第二が金輪砲こんりんほう、第三が母子砲ぼしほう。それの砲架ほうか脚立きゃたつ式で、砲身は台座に乗って、どっちへもうごく仕掛けになっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五人がかりで蜂窩ほうかから子供を引っ張り出して見ると、それが二升ばかりもあったのである。油炒りに、蜂の子飯。味は河豚の白子の味のようでもあるし、からすみにも似ている。
採峰徘菌愚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
はじめに下宿げしゅく放火ほうか、つぎに、古着屋ふるぎやでおそろしい殺人さつじんをやりかけている。
如何いかなる学者にてもその身匏瓜ほうかにあらざれば衣食の計なきを得ず。しかるに生計は人生に最もわずらわしくして、学者の思想を妨ること之よりはなはだしきものあるべからず。
人生の楽事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
シップは喜望峰狗頭猴、下より来る敵を石などを集め抛下ほうかして防ぐといい、ダムピエート・ウェーファーは猴が石で牡蠣かきを叩き開くを記す。多くの下等動物や小児や蛮民同様、猴は多く真似をする。
その古いなわだの冬の間のごみだの運動場うんどうじょうすみあつめてやした。そこでほかの実習の組の人たちはうらやましがった。午前中その実習をして放課ほうかになった。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
法科ほうかなんだけれど、まるで文学部ぶんがくぶの学生のように、詩人しじんだよ。天文学てんもんがくが、とても、すきらしいんだ。いつか、ほしはなしでもきいてみたまえ。いろいろ、おもしろいはなしをしてくれるよ。
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
路次から、蜂窠ほうかから
騒擾の上に (新字新仮名) / 百田宗治(著)