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ぶらさ
ふりがな文庫
“ぶらさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
垂下
30.8%
振下
23.1%
揺下
15.4%
吊下
7.7%
振垂
7.7%
振提
7.7%
放下
7.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
垂下
(逆引き)
細い首に襟捲きを捲いて、角帯の下から重い金時計を
垂下
(
ぶらさ
)
げ、何事もなさそうな顔をして入って来た。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ぶらさ(垂下)の例文をもっと
(4作品)
見る
振下
(逆引き)
健三は比田の
振下
(
ぶらさ
)
げている金時計と金鎖の事を思い出した。兄はそれを
天麩羅
(
てんぷら
)
だろうといって陰で評していたが、当人はどこまでも本物らしく見せびらかしたがった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぶらさ(振下)の例文をもっと
(3作品)
見る
揺下
(逆引き)
或時は、露わに片手に
林檎
(
りんご
)
を握って、片手に青菜を
揺下
(
ぶらさ
)
げて帰る。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぶらさ(揺下)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
吊下
(逆引き)
支那の伍廷芳が全権公使として米国に
駐
(
とゞま
)
つてゐた頃、ある日
市俄古
(
シカゴ
)
に
招待
(
せうだい
)
せられた事があつた。伍廷芳は尻尾のやうな
弁髪
(
べんぱつ
)
を後に
吊下
(
ぶらさ
)
げながら出掛けて往つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ぶらさ(吊下)の例文をもっと
(1作品)
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振垂
(逆引き)
その
後
(
あと
)
より続いて出てお出でなさるは
孰
(
いず
)
れも
胡麻塩
(
ごましお
)
頭、弓と曲げても張の弱い腰に無残や
空
(
から
)
弁当を
振垂
(
ぶらさ
)
げてヨタヨタものでお帰りなさる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ぶらさ(振垂)の例文をもっと
(1作品)
見る
振提
(逆引き)
海松
(
みる
)
ばかり打上げられる、寂しい秋の晩方なんざ、誰の発議だったか、小児が、あの
手遊
(
おもちゃ
)
のバケツを
振提
(
ぶらさ
)
げると、近所の八百屋へ交渉して、
豌豆豆
(
えんどうまめ
)
を二三合……お三どんが風呂敷で提げたもんです。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ぶらさ(振提)の例文をもっと
(1作品)
見る
放下
(逆引き)
薄黒く大地に
逼
(
せま
)
る夜の中途に、煮え切らぬ星が路頭に迷って
放下
(
ぶらさ
)
がっている。柱と
連
(
つら
)
なり、甍と積む万点の燄は
逆
(
さか
)
しまに天を
浸
(
ひた
)
して、寝とぼけた星の
眼
(
まなこ
)
を射る。星の眼は熱い。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぶらさ(放下)の例文をもっと
(1作品)
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