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ぶらさが
ふりがな文庫
“ぶらさが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
垂下
40.0%
吊下
35.0%
振下
10.0%
揺下
10.0%
振垂
5.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
垂下
(逆引き)
あわたゞしい電車の吊皮に
垂下
(
ぶらさが
)
りながら、晴代はつくづく思ふのだつた。それもさう大した慾望ではなかつた。
のらもの
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
ぶらさが(垂下)の例文をもっと
(8作品)
見る
吊下
(逆引き)
女はひとり
室
(
へや
)
の中に坐って、仕事をしていた。赤い
爛
(
ただ
)
れた眼のようなランプが、切れそうな細い針金に
吊下
(
ぶらさが
)
っている。家の周囲には森林がある。夜は、次第にこの一つ家を襲って来た。
森の暗き夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ぶらさが(吊下)の例文をもっと
(7作品)
見る
振下
(逆引き)
幽
(
かすか
)
に小さい、楓の樹のこんもり葉の繁ったのが見えて、その緑色が濡れているのに、
太陽
(
ひ
)
がさして、空が
蒼
(
あお
)
く晴れた処に、キラキラとうつくしいものが
振下
(
ぶらさが
)
って……それにね、白い手で
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ぶらさが(振下)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
揺下
(逆引き)
講義筆記をメカに暗誦して
漸
(
やつ
)
と卒業証書を握つたのを鬼の首でも取つたやうに喜んで、得意が
鼻頭
(
はなのさき
)
に
揺下
(
ぶらさが
)
つてる。何ぞといふと赤門の学士会のと同類の力を頼りにして威張たがる。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
ぶらさが(揺下)の例文をもっと
(2作品)
見る
振垂
(逆引き)
此隙
(
このひま
)
に私は母と談判を始めて、今晩一晩泊めて遣ってと、
雪洞
(
ぼんぼり
)
を持った手に
振垂
(
ぶらさが
)
る。母は
一寸
(
ちょっと
)
渋ったが、もう斯うなっては仕方がない。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
動物的の愛なんぞは何処かの隅に
窃
(
そっ
)
と
蔵
(
しま
)
って置き、例の霊性の愛とかいうものを
担
(
かつ
)
ぎ
出
(
だし
)
て来て、薄気味悪い上眼を遣って、天から
振垂
(
ぶらさが
)
った
曖昧
(
あやふや
)
な理想の玉を
睨
(
なが
)
めながら
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
ぶらさが(振垂)の例文をもっと
(1作品)
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