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鼻頭
ふりがな文庫
“鼻頭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はなづら
39.5%
はなさき
30.2%
はながしら
16.3%
はなのさき
9.3%
はなかしら
2.3%
びとう
2.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はなづら
(逆引き)
ハッと
除
(
よ
)
けようとなさる。お顔の処へ、もう大きな
鼻頭
(
はなづら
)
がぬッと出て、ぬらぬら小鼻が動いたんだっておっしゃるんだよ。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鼻頭(はなづら)の例文をもっと
(17作品)
見る
はなさき
(逆引き)
さて、明くる朝、定めの家に六人集って見ると、六人が六人とも、
鼻頭
(
はなさき
)
をそぎ取られていて、満足の顔の者は一人もないのであった。
怪異暗闇祭
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
鼻頭(はなさき)の例文をもっと
(13作品)
見る
はながしら
(逆引き)
(お前はうるさいね、)と手にしていた針の
尖
(
さき
)
、
指環
(
ゆびわ
)
に耳を
突立
(
つった
)
てながら、ちょいと
鼻頭
(
はながしら
)
を突いたそうでございます、はい。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鼻頭(はながしら)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
はなのさき
(逆引き)
浅井は
鼻頭
(
はなのさき
)
で笑っていたが、病院へ来てから、どうかすると二人きりの浅井とお今とを、家に
遺
(
のこ
)
しておくような場合の出来るのが、お増には不安であった。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
鼻頭(はなのさき)の例文をもっと
(4作品)
見る
はなかしら
(逆引き)
花瀬は次第に
窶
(
やつ
)
るるのみにて、今は肉落ち骨
秀
(
ひい
)
で、
鼻頭
(
はなかしら
)
全く
乾
(
かわ
)
きて、この世の犬とも思はれず、頼み少なき身となりけり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
鼻頭(はなかしら)の例文をもっと
(1作品)
見る
びとう
(逆引き)
紀州犬としても
優
(
すぐ
)
れた名犬にちがいなかろう。
琥珀色
(
こはくいろ
)
にかがやく眼、黒く濡れ光っている
鼻頭
(
びとう
)
のほか、全身の毛は雪を思わせる。そして大きなこと、白熊のようなといってもよい。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鼻頭(びとう)の例文をもっと
(1作品)
見る
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“鼻”で始まる語句
鼻
鼻緒
鼻汁
鼻唄
鼻面
鼻梁
鼻息
鼻孔
鼻腔
鼻先
“鼻頭”のふりがなが多い著者
徳田秋声
泉鏡花
内田魯庵
二葉亭四迷
泉鏡太郎
江見水蔭
モーリス・ルヴェル
山村暮鳥
夏目漱石
中里介山