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『点』
ふりがな文庫
『
点
(
てん
)
』
その頃この町の端に一つの教会堂があった。堂の周囲には紅い蔦が絡み付いていた。夕日が淋しき町を照す時に、等しくこの教会堂の紅い蔦の葉に鮮かに射して匂うたのである。堂は、西洋風の尖った高い屋根であって、白壁には大分罅が入っていた。 日曜になって …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新天地」1909(明治42)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頭
(
くび
)
点
(
ボチ
)
投
(
くべ
)
端
(
はずれ
)
行
(
いっ
)
生
(
はや
)
背後
(
バック
)
書
(
かい
)
刻
(
きぎ
)
擲
(
ぶ
)
懐
(
なつかし
)
髪
(
げ
)
凝
(
こご
)
閉
(
つぶ
)
戦
(
ふる
)
死
(
しん
)
砕
(
くず
)
傷
(
いたま
)
冷
(
ひやや
)
静
(
しずま
)
打込
(
うちこも
)
悪寒
(
わるざむ
)
欠
(
かか
)
極
(
ご
)
俯向
(
うつぶ
)
普通
(
あたりまえ
)
通
(
とおり
)
毎
(
たび
)
丈
(
せい
)
下
(
もと
)
何
(
な
)
止
(
とど
)
×
(
マルチプライ
)
晴
(
はら
)
日
(
じつ
)
叫
(
さ
)
地面
(
じびた
)
恰
(
あた
)
戸閉
(
とじまり
)
何処
(
いずく
)
聞
(
きか
)
暴
(
あ
)
点
(
てん
)
斯様
(
こんな
)
囲
(
い
)
握
(
と
)
寂然
(
しん
)
置
(
おい
)
延
(
のば
)
跪
(
ひざま
)
後
(
うしろ
)
総
(
す
)
起
(
おこ
)
気狂
(
きちがい
)
而
(
そ
)
翁
(
おう
)
臥
(
ね
)
湿
(
ぬ
)
擲
(
なぐ
)
撫
(
なで
)
蓬々
(
ほうほう
)
揺
(
ゆす
)
点
(
とも
)
薪
(
たきぎ
)
指
(
ゆびさ
)
折々
(
おりおり
)
手頭
(
てくび
)
熟
(
じっ
)
爪立
(
つまだち
)
成
(
なる
)
情
(
じょう
)
上下
(
かみしも
)
眠
(
ね
)
何故
(
なにゆえ
)
祈
(
いのり
)
何方
(
どっち
)
使
(
つかい
)
頭髪
(
かみのけ
)
傍
(
かたわら
)
働
(
はたらき
)
儼
(
おごそ
)
面構
(
つらがまえ
)
兼
(
か
)
凡
(
すべ
)
閃
(
ひら
)
鉄槌
(
かなづち
)
針線
(
しんせん
)
病
(
や
)
悲
(
かなし
)
心
(
しん
)
犠牲
(
いけにえ
)
悪
(
にく
)
跛
(
ちんば
)
待
(
まち
)
跳
(
おど
)
帯
(
お
)
町端
(
まちはずれ
)
尚
(
な
)
身体
(
しんたい
)
寂然
(
せきぜん
)