“はうげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
放下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とかく此様こんな変な文句が額なんぞには書いてあるものだ、と放下はうげして仕舞つて、又そこらを見ると、床の間では無い、一方の七八尺ばかりの広い壁になつてゐるところに
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
われ三等さんとう弟子でしあり。所謂いはゆる猛烈まうれつにして諸縁しよえん放下はうげし、專一せんいつ己事こじ究明きうめいするこれ上等じやうとうづく。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
爲す可くも思ふ可くも無い事であるならば放下はうげして仕舞ふのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)