“ほったらか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放下33.3%
放擲33.3%
放置33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お増と差し向いの無駄話や花などに、うかうかした四日や五日はじきに過ぎてしまったある日の晩方、お雪はふと憶い出したように、毎日火鉢の傍に放下ほったらかしてあった煙管きせるを袋に収めて出て行った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「こんなに悪くなるまで放擲ほったらかして置くなんて——まあ、良い医者にもらうんだね」
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「なにも、うさぎ屋の最中位、子供や私達を放置ほったらかして買う程のことないでしょう」
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)