“ほうげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
放下81.8%
奉化9.1%
宝華9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以上説くところの道元の思想は、すべて彼の根本の情熱——身心しんじん放下ほうげして真理を体得すべき道への情熱に基づいている。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
堂塔の新築改造には、勧進かんじん奉化ほうげ奉加ほうがとて、浄財の寄進を俗界に求むれども、実は強請に異ならず。その堂内に通夜するやからも風俗壊乱のなかだちたり。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この樹は枝が宝竜のごとく百の宝華ほうげを吐く故この名あり。初めに金剛座上で説法し九十六億人阿羅漢を得、二会と三会に城外の華林園で説法し、九十四億と九十二億の人が阿羅漢となる。