“ほけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホケ
語句割合
火気33.3%
法華22.2%
放下22.2%
火氣11.1%
此処11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かまどには 火気ほけふき立てず
日本の美 (新字新仮名) / 中井正一(著)
りっぱな僧たちを集めて忌籠いみごもりの念仏をさせることは普通であるが、なおそのほかに法華ほけ経をも院がお読ませになっているのも両様の悲哀を招く声のように聞こえた。
源氏物語:41 御法 (新字新仮名) / 紫式部(著)
れて、放下ほけたる空隙あなより踐外ふみはづして、ひしおほかみ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
門庭に馬糞まぐそ火氣ほけ立ち日は寒しすべなあはれとわれは掃きをり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
木檞もつこくは冬によろしき門庭を馬糞まぐそ火氣ほけ立ち騎馬は足踏む
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
八「はせな、おら此処ほけへおいさすゝみざの脇差わしざしざのはぞうしさな」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)