“くわき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
火気33.3%
花卉26.7%
火氣26.7%
桑木6.7%
禍機6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈴木と新見とはハタと立ち止つて観れば、大食倶楽部の面々、田村、井上、松田、三田の四人、高等科一年の連中で皆普通科出身の火気くわきある青年達だ。
天禀てんぴんならむは教へずとも大なる詩人となりぬべし。野にふる花卉くわきうるはしさ、青山の自然の風姿、白水のおのづからなる情韻、豈人間の所爲ならむ。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
それよ今宵こよひよりは一時いちじづゝの仕事しごとばして此子このこため收入しうにふおほくせんとおほせられしなりき、火氣くわき滿みちたるしつにてくびやいたからん、ふりあぐるつち手首てくびいたからん。
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私たちはそれを神戸で出迎えましたが、東京帝大の長岡教授、九州帝大の桑木くわき教授、東北帝大の愛知教授なども来合わせられました。
鎮圧は平穏の徴候に非ずして、却て激昂の禍機くわきを包蔵する者に外ならず。
鉱毒飛沫 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)