“手首”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てくび82.4%
たなくび17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、信心しんじんぶかいおかげで、神さまのおめぐみによって、切りとられたお妃さまの手首てくびが、もういちど、もとのようにはえたのです。
自分じぶんかへりましたとき兩臂りやうひぢと、ちゝしたと、手首てくびみやくと 方々はう/″\にじんで、其處そこ眞白まつしろくすりこな振掛ふりかけてあるのがわかりました。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
前途ゆくての路もおぼつかなきまで黒みわたれる森に入るに、もみかしは大樹おほきは枝を交はし葉を重ねて、杖持てる我が手首たなくびをも青むるばかり茂り合ひ、梢に懸れる松蘿さるをがせ鬖〻さん/\として静かに垂れ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
其右の手の手首たなくびをアキルリュウスは手に取りぬ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)