手首たなくび)” の例文
前途ゆくての路もおぼつかなきまで黒みわたれる森に入るに、もみかしは大樹おほきは枝を交はし葉を重ねて、杖持てる我が手首たなくびをも青むるばかり茂り合ひ、梢に懸れる松蘿さるをがせ鬖〻さん/\として静かに垂れ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
其右の手の手首たなくびをアキルリュウスは手に取りぬ。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
わらふてむなぐるしさおもひにやせ手首たなくびりすがりておうらやましやおたかさまのおほそさよおめしあがりしか御傳授ごでんじゆきたしと眞面目まじめひと可笑をかしくはなくて其心根そのこゝろねうらやましくなりぬ人々ひと/″\かへてゝより一時間許いちじかんばかりつにはなが時間じかんながらくるまおとかどにもきこえずすてかれなばだしもなれどおちやまゐらせよお菓子くわしあがれ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しかく陳じて左手をのべ、彼の兩手の手首たなくび
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)