“天禀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんぴん68.4%
うまれつき15.8%
てんびん10.5%
てんりん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恩師の食道楽に感化された乎、天禀てんぴんの食癖であった乎、二葉亭は食通ではなかったが食物くいもの穿議せんぎがかなりやかましかった。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
私は少年の時から至極しごく元気のい男で、時として大言壮語たいげんそうごしたことも多いが、天禀うまれつき気の弱い性質で、殺生が嫌い、人の血を見ることが大嫌い。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
象は天禀てんびん猴を愛するとあるを見出した。邪気とは只今学者どものいう邪視で、猴が避雷針様に邪視力を導き去るから、象、難を免るるのだ。
所がここな事は、その塾で蒙求もうぎゅうとか孟子とか論語とかの会読かいどく講義をすると云うことになると、私は天禀てんりん、少し文才があったのか知らん、の意味をして、朝の素読に教えてれた人と
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)