火気ほけ)” の例文
旧字:火氣
あなあはれ、目にりて、火気ほけだちて、しろきかもや、しろきかもや、立ちても居ても。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かまどには 火気ほけふき立てず
日本の美 (新字新仮名) / 中井正一(著)
目にとめてうちしらみゆくこつ火気ほけ箸につきあはせ拾ひつつあはれ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
門庭に馬糞まぐそ火気ほけ立ち日は寒しすべなあはれとわれは掃きをり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
木槲もつこくは冬によろしき門庭を馬糞まぐそ火気ほけ立ち騎馬は足踏む
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
旱天ひでりぞら夜も火気ほけだちていちじるき横雲の上に蠍座さそりざが見ゆ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)