“忌籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いみごも50.0%
きごも33.3%
いこも16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りっぱな僧たちを集めて忌籠いみごもりの念仏をさせることは普通であるが、なおそのほかに法華ほけ経をも院がお読ませになっているのも両様の悲哀を招く声のように聞こえた。
源氏物語:41 御法 (新字新仮名) / 紫式部(著)
忌籠きごもりする僧の数も多くて、心細さは少し慰むはずであったが、中の君はだれにもだれにも先立たれた不幸な女として人から見られるのすら恥ずかしいと思い沈んでいて
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)
つまりこの島々は神を敬うのあまり、祭典をある一家だけに任せてしまって、他の者はただ日夜の忌籠いこもりだけをしていたのであった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)