“忌諱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きき65.2%
きい30.4%
きゐ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが非常に松村氏の忌諱ききにふれた、松村氏は元来好い人ではあるが、どうも少し狭量な点があって、これを大変に怒ってしまった。
但し忌諱きいを憚り候儀もこれあり候はゞ、封書にて直様すぐさま差出し申すべく、また(肥後守)自身聞き届け候儀もこれ有る可く候
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)
予の寡聞くわぶんを以てしても、甲教師は超人哲学の紹介を試みたが為に、文部当局の忌諱きゐれたとか聞いた。乙教師は恋愛問題の創作にふけつたが為に、陸軍当局の譴責けんせきかうむつたさうである。
入社の辞 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)