“きゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キヰ
語句割合
奇異62.5%
來居12.5%
忌諱12.5%
忌違12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから朝日島(あさひじま)に漂着(へうちやく)して、椰子(やし)の果實(み)の美味(うま)かつた事(こと)。猛狒(ゴリラ)の襲撃(しふげき)一件(いつけん)。櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)との奇遇(きぐう)。鐵(てつ)の響(ひゞき)と屏風岩(べうぶいわ)の奇異(きゐ)。猛犬稻妻(まうけんいなづま)の世(よ)にも稀(まれ)なる犬(いぬ)なる事(こと)。
醫師(くすし)は屡〻病牀をおとづれて、數時間を我室に送れり。この人は拿破里に住みて、いまは用事ありて此カプリに來居(きゐ)たるなりといふ。
予の寡聞(くわぶん)を以てしても、甲教師は超人哲学の紹介を試みたが為に、文部当局の忌諱(きゐ)に触(ふ)れたとか聞いた。乙教師は恋愛問題の創作に耽(ふけ)つたが為に、陸軍当局の譴責(けんせき)を蒙(かうむ)つたさうである。
入社の辞 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
我当局の忌違(きゐ)に触れん事疑なきの文字少からず。出版当時有名なる訴訟(そしよう)事件を惹起(じやくき)したるも、亦(また)是等艶冶(えんや)の筆(ひつ)の累(るゐ)する所多かりし由。