“奇遇”の読み方と例文
読み方割合
きぐう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其角は此時和泉のあはといふ所にありしが、翁大坂にときゝて病ともしらずして十日に来り十二日の臨終りんじゆうあへり、奇遇きぐうといふべし。
とあっけにとられて立ちすくんでいると、そこへ奇遇きぐうにおどろきながら、小幡民部こばたみんぶ龍太郎りゅうたろうがうちつれてけつけてくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まちをつと末男すゑをは、偶然ぐうぜんにも彼女かれとおなじ北海道ほくかいだううまれたをとこであつた。彼女かれはそれを不思議ふしぎ奇遇きぐうのやうによろこんだ。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)