“末男”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すゑを33.3%
すえお33.3%
ばつなん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
末男すゑを子供こどもきながら、まちと一しよ銀座ぎんざあかるい飾窓かざりまどまへつて、ほしえる蒼空あをそらに、すきとほるやうにえるやなぎつめた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
博文館主大橋佐平おおはしさへいが十一月三日に六十七歳で歿した。三十五年には脩が十月に秀英舎を退いて京橋宗十郎町そうじゅうろうちょうの国文社にり、校正係になった。修の四男末男すえおさんが十二月五日に生れた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
夫人が末男ばつなん産褥中さんじょくちゅう長男長女がチブスで入院した時なぞは、山下さん、世の中が悉皆すっかり暗くなってしまった。
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)