“すゑを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
末男50.0%
季男50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
末男すゑを子供こどもきながら、まちと一しよ銀座ぎんざあかるい飾窓かざりまどまへつて、ほしえる蒼空あをそらに、すきとほるやうにえるやなぎつめた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
まちは、まへに、すべての景色けしきえでもするかのやうに、一しんになつてなみだぐみながらふのであつた。すると、末男すゑをも、おなじやうに
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
まちをつと末男すゑをは、偶然ぐうぜんにも彼女かれとおなじ北海道ほくかいだううまれたをとこであつた。彼女かれはそれを不思議ふしぎ奇遇きぐうのやうによろこんだ。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
二月十五日に棠軒の子季男すゑをが生れた。「十五日。(二月。)陰。午後雨。夜九字安産、男子出生。」「廿一日。晴。出生七夜季男と名く。出産之届出す。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)