“身心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじん40.0%
しんしん20.0%
しん/\20.0%
みごころ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以上説くところの道元の思想は、すべて彼の根本の情熱——身心しんじん放下ほうげして真理を体得すべき道への情熱に基づいている。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
能々よく/\うんかなひし事かなされど二日二夜海上にたゞよひし事なれば身心しんしんつか流石さすがの吉兵衞岩の上にたふふし歎息たんそくの外は無りしが衣類いるゐは殘らずしほぬれ惣身そうしんよりはしづくしたゝり未だ初春しよしゆんの事なれば餘寒よかんは五體に染渡しみわたはりにてさゝれる如くなるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こと青年輩せいねんはい身心しん/\發育はついく時代じだいにあるものには、いまよりこのはふ實行じつかうして體力たいりよく培養ばいやうし、將來しやうらい大成たいせいはかことじつ肝要かんえうならずや。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
自分には、毎晩組合の義務を果して帰るさの電車の中ほど軽い身心みごころになってる時はほかにないのである。聴いたところでは、今からなお少くとも二三時間は家に帰れない。
猫八 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)