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心身
読み方 | 割合 |
しんしん | 71.4% |
しんみ | 14.3% |
しん/\ | 14.3% |
借て
着替濡し
着類は
竿に掛け再び
圍爐裡の
端へ來りて
煖れば二日二夜の
苦しみに
心身共に
勞れし上今十分に
食事を成して火に
煖まりし事なれば
自然と
眠氣を
御讓り受の有
樣に御辛抱こそ
肝要なれ然樣さへ成ば何事も御心任せに成事と
心身に
掛たる久八が
親兄弟も及ばぬ異見に千太郎は
只茫然として居たりしかば久八は
猶も
詞を改ためて若旦那只今は何を
此間にありて
余が
憂愁を
掃ひ
去り、
心身を
慰めたるものは、
實に
灌水なりとす。