“將來”のいろいろな読み方と例文
新字:将来
読み方割合
しやうらい43.8%
ゆくすゑ25.0%
しようらい12.5%
このさき6.3%
さきざき6.3%
せうらい6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こと青年輩せいねんはい身心しん/\發育はついく時代じだいにあるものには、いまよりこのはふ實行じつかうして體力たいりよく培養ばいやうし、將來しやうらい大成たいせいはかことじつ肝要かんえうならずや。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
わが將來ゆくすゑの事につきて諸〻のいたましきことばを聞きたり、但し命運我をつとも我よく自らとれにふるをうるを覺ゆ 二二—二四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
解禁後かいきんご國民こくみん覺悟かくごついひろ國民こくみん理解りかいくことは將來しようらい金本位制きんほんゐせい維持ゐぢもつと必要ひつえう事項じかうかんがふるところである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
しかし將來このさきこれをさいはひであつたとときいへども、たしかに不幸ふかうであるとかんずるにちがいない。ぼくらないでい、かんじたくないものだ。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
漁夫もこの頃は將來さきざきの望みのないことに多少氣がついて來て、思ひ切つて百姓になる者が出來て來たが、百姓だと米の飯に魚を添へて食ふ譯に行かんし、こんな村ぢや海でもくがでもえゝことはない。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
恁うしてさびしい一生を送ツてかなきやならないかと思ふと、僕は自分じぶん將來せうらいといふものがおそろしいやうな氣がしてならない。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)