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塗籠
ふりがな文庫
“塗籠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぬりごめ
65.6%
ぬりこ
12.5%
ぬりかご
6.3%
くら
6.3%
とろう
3.1%
ぬりこめ
3.1%
ぬりご
3.1%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬりごめ
(逆引き)
かの女は、良人にもだれにも
冒
(
おか
)
させない
塗籠
(
ぬりごめ
)
の一室をもち、起きれば、
蒔絵
(
まきえ
)
の
櫛笥
(
くしげ
)
や鏡台をひらき、暮れれば、
湯殿
(
ゆどの
)
ではだをみがく。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
塗籠(ぬりごめ)の例文をもっと
(21作品)
見る
ぬりこ
(逆引き)
その
玉章
(
たまずさ
)
の中には、恐ろしい毒薬が
塗籠
(
ぬりこ
)
んででもあったように、
真蒼
(
まっさお
)
になって、白襟にあわれ口紅の色も薄れて、
頤
(
おとがい
)
深く差入れた、
俤
(
おもかげ
)
を
屹
(
きっ
)
と視て
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
塗籠(ぬりこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ぬりかご
(逆引き)
壮
(
わか
)
い男はその日から昼間は
塗籠
(
ぬりかご
)
の中へ入れられ、夜になると長者の
室
(
へや
)
へ引き出されて、
切燈台
(
きりとうだい
)
の用をさせられました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
塗籠(ぬりかご)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
くら
(逆引き)
筒井はもう猶予できずに姉弟に家にはいるようにいい、とり急いで
塗籠
(
くら
)
の階上にのぼって行った。その重い
埃
(
ほこり
)
の深い扉を開けると、門前一帯が
見迥
(
みはる
)
かされた。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
塗籠(くら)の例文をもっと
(2作品)
見る
とろう
(逆引き)
ことむずかしくいえば、
土牢
(
どろう
)
は
塗籠
(
とろう
)
で、すなわち“
塗
(
ぬ
)
り
籠
(
ご
)
め”——壁ばかりな部屋ということの
訛伝
(
かでん
)
であろうか。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
塗籠(とろう)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぬりこめ
(逆引き)
塗籠
(
ぬりこめ
)
の角より
斜
(
ななめ
)
に桐の並木の
間
(
あひ
)
を出でて、
礫道
(
ざりみち
)
の端を歩み
来
(
きた
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
塗籠(ぬりこめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぬりご
(逆引き)
そして灰色に見える
塗籠
(
ぬりご
)
の奥では、因襲は伝統の衣を
纏
(
まと
)
って、ひそひそと人の世の秩序を説いた。新智識を制圧して浅はかな恩恵を売ろうとしていたのである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
塗籠(ぬりご)の例文をもっと
(1作品)
見る
塗
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
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