“切燈台”の読み方と例文
読み方割合
きりとうだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、切燈台きりとうだい燈芯とうしんが、ボッと、赤い焔を横に寝かしましたので、オヤと、老人が筆をめて横を見ると、そこが、三、四寸ほどいている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わかい男はその日から昼間は塗籠ぬりかごの中へ入れられ、夜になると長者のへやへ引き出されて、切燈台きりとうだいの用をさせられました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「赤餅を許してやるかわりに、十日間切燈台きりとうだいにする」と云って、長者は手にしていた鉄片を投げだしました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)